
Pure Storage を活用したデータベース管理
Pure FlashArray を活用した データベースのバックアップ、リカバリ、クローン
概要
Actifio は基幹系データベースの管理において、Pure FlashArray の スナップショット連携と、アプリケーションとの完全な統合、さらには、ログバックアップの導入によって、ストレージコストを増やすことなく、最小のRTO、RPO、および最短時間でのクローン作成を実現します。
数千の企業が Pure Storage FlashArrayを使用して、TBあたり1000 IOPs を必要とするミッションクリティカルなデータベースに、驚異的なパフォーマンスを提供しています。
そのため、DBAは非常に高速なバックアップとポイントインタイムリカバリを、アプリケーションの一貫性を保ちながら、わずか数分で行うことを期待しています。
開発/テストと分析を加速するために、DBAは、多くのテスト環境にアプリケーションレベルの一貫性を持ったデータベースのクローンを提供する必要があります。
「データをクライアントの手元にすばやく届ける必要があります。 私たちは連邦政府と緊密に連携してリアルタイムのCOVID-19データを取得し、入院期間と死亡率を基準に、有効な薬剤と効果のない薬剤の分類を知らせています。 Actifioのおかげで、即座にデータを政府と共有し、効果的な治療法の開発につなげています。」
— Kim Jacques, CIO Sentry Data Systems
課題
「アプリケーションの一貫性」を持たないデータベースのスナップショット
多くのソリューションは、Pure Storage のスナップショットとの連携機能を強調しています。 ところが、データベース復旧に欠くことのできないにアプリケーションの一貫性を実現するのに苦労しています。
複雑なログを使ったポイントインタイム・リカバリ
データベース復元のためにスナップショットにログの反映が必要となる場面が少なくありませんが、管理者は、スクリプトをメンテナンスし続けるか、マニュアル操作によるログ適用を強いられることになります。
外部のストレージ活用における制約
一部のソリューションでは、ピュアストレージのスナップショットを別のストレージまたはクラウドにバックアップできます。 ただし、外部に保存したバックアップデータを使った即時マウントやリカバリ、または、迅速なデータベースの複製(クローン)をは行えません。
Pure Storage と Actifio がお手伝いします
ActifioとPure Storageの比類のない価値を同時に活用します。
Actifioの完全なアプリケーション統合、自動化されたデータベースログバックアップ、および、Pure FlashArray とのスナップショット連携機能を活用して、RTO、RPO を短縮し、データベースのクローン作成時間をわずか数分にまで縮めます。
Actifio独自の変更ブロック差分転送機能によって、Pure FlashArray 内部で更新されたブロックを、クラウドオブジェクトストレージや Pure FlashBladeなどのセカンダリストレージに複製することで、データの保存コストを削減します。
Pure FlashBladeまたはAWS、Azure、GCP、IBMなどのクラウドオブジェクトストレージ、または、Pure FlashBladeから、即時マウントとリカバリでRTOを削減します。
ビデオ:インフラコストを90%削減しながら、より高いSLAを実現する方法。
アプリケーションの一貫性を保ったデータベーススナップショット:SAP HANA、Oracle、SQL Server、MySQL、PostgreSQL、Db2、Sybaseなどの多種多様なエンタープライズデータベースに対応。 Actifioは、アプリケーションとの完全な統合を実現することで、一貫性を保ったデータベーススナップショットを提供します。
低い目標復旧時点(RPO):数時間ごと、もしくは、日次でデータベースのスナップショットを取得し、最短10分ごとにログバックアップを行います。
低い目標復旧時間(RTO):100 TB以上のデータベースを、任意の時点のバックアップイメージにわずか数分で復旧します。 Actifioは、スナップショットやバックアップからのリカバリ自動化に加えて、ログ適用によるリカバリ処理までを自動化します。
迅速な開発/テストデータベースのクローン:指定した時点のバックアップイメージから、複数のデータベースクローンをテスト環境に数分でプロビジョニングできます。追加のストレージを消費することもありません。
セキュリティとセルフサービス:ロールベースのアクセス制御(RBAC)を活用して、バックアップ、リカバリ、データベースクローンを実行できるユーザーを設定します。
自動データマスキング:ワークフロー機能を活用して、スクリプトまたはマスキングツールによる機密データのマスキングを自動化します。
導入事例
新型コロナウィルスの治療法を
見つけるのに役立つ柔軟性とスピード
Sentry Data Systems は、仮想データベースによる「サンドボックス」を高速化することで、効果的な治療を見つけるためのデータ活用に到達しました。
Additional Resources
Frequently Asked Questions.
サポートマトリックスをご覧ください。 Actifioは Pure FlashArray 連携で、SAP HANA、Oracle、Microsoft SQL Server、MySQL、PostgreSQLおよびその他のデータベースをサポートしています。
データベースログのバックアップにも対応しており、任意の時点の状態にデータベースを復元することが可能です。サポートに関する最新情報は、
はい。 Actifioは、VMware の VADP APIを介して、永久ブロック差分方式で VMware VMをPure FlashArray 上にバックアップします。 バックアップの各世代は、Pure FlashArray のスナップショットとして保存されます。 リカバリ時に Actifio は Pure のスナップショットに保存されたバックアップイメージを使って VMを自動的に起動します。
はい。
はい。 Actifioは、Pure FlashArray と API 連携して、変更されたブロックのみを効率的に取り込んで、AWS S3、Azure Blob、Google Nearline などのクラウドオブジェクトストレージに転送することで、費用を抑えたデータの長期保管を実現します。
さらに Actifio は、クラウドオブジェクトストレージから直接 VM やデータベースを起動することで、短時間で復旧可能な DRオーケストレーションを実現します。
はい。 Actifioは、完全に自動化された DRオーケストレーションを実現します。データベース、アプリケーションサーバー、および Webサーバーをワンクリックで回復する機能を備えています。
はい。 同じまたは異なる時点のデータベースのクローンを複数のテスト環境にプロビジョニングできます。 これらのクローンは、開発チームがセルフサービスでプロビジョニングすることができます。 あらかじめロールベースでのアクセス権限を利用者に対して設定しておくことで、安全なセルフサービスを実現します。 スクリプトまたはマスキングツールとの連携機能を活用して、機密データのマスキングプロセスを自動化することもできます。
Actifioは、SSDストレージなどの高速デバイスを Read/Write の一次キャッシュとして活用する独自のテクノロジを持っています。 インテリジェントなキャッシングにより、 安価なオブジェクトストレージに保存したデータを SSDストレージなみのパフォーマンスで利用することができます。
- 競合他社の大半は、バックアップ用のオンプレミスストレージを必要とします。 Actifioは、PureStorage のスナップショットをクラウドオブジェクトストレージに直接転送する機能を持っています。 これにより、バックアップストレージのコストを最大80%削減します。
- ほとんどの競合他社は、VMware VMのバックアップに重点を置いており、データベース・アプリケーションに対する一貫性を伴うバックアップ、リカバリ、クローンの対応は限定的です。 Actifioを使用すると、データベースと整合性のあるピュアストレージスナップショットを取得できます。 もちろん、VMware のバックアップも可能です。
- どの競合他社も、バックアップイメージを、セカンダリのPure FlashArrayのスナップショットに保存することはできません。 したがって、リストアの際には解凍処理をするか、NFSを介してマウントする必要があります。 Actifioを使用すると、バックアップはセカンダリ(本番ストレージとは別)の Pure Flash Array にスナップショットとして保存されています。リカバリは、それらのスナップショットをVMレベルまたはデータベースレベルでマウントすることで実現できます。本番業務に影響を与えることなく、迅速なリカバリと高速なI/O帯域を提供します。
- ほとんどの競合他社は、Pure FlashBladeからの即時マウントやリカバリは提供できません。 Actifioを使用すると、ワンクリックのDRオーケストレーションで、数千のVMとデータベースを即座にマウントしてリカバリできます Actifioは、AWS S3、Azure Blob、GCP Nearlineなどのパブリッククラウドオブジェクトストレージにバックアップイメージを転送して、パブリッククラウド上でのワンクリックDRオーケストレーションを実現します。